ガラスボトム　カルチャーディッシュ　35mm径ディッシュ(Coat Type)

細胞生物学の分野では、細胞を生体のまま三次元的に構造レベルから観察する研究が広く行われるようになってきました。これらの研究には微分干渉顕微鏡・蛍光顕微鏡・共焦点レーザー顕微鏡等の高倍率顕微鏡が使われ、従来のプラスティック製のディッシュでは底部が厚い、平坦性が悪い、自発蛍光が強いといった問題がありました。
MatTek社では軽量で取り扱いやすいプラスチック製のペトリディッシュの利便性とガラスの特性を兼ね備えた「ガラスボトム　マイクロウェル　ディッシュ」を他社に先駆け1985年より提供しています。耐酸性・耐薬品性・耐アルカリ性に優れて(化学特性)光透過率が高く蛍光性が低い(光学特性)高品位硼珪酸ガラスを使用しているので、高い化学耐久性、光学性能を求めるアプリケーションに最適です。

●本体はプラスチック製なので軽量で取り扱い易い35mmディッシュ
●底面にカバーガラスを装着しているので蛍光観察・光学顕微鏡下での高倍率観察が可能
●カバーガラスの厚みは3種類あり、顕微鏡の対物レンズの仕様により選択可能
●測定ホールは10mm・14mmの2種類から選択可能
●ガンマ滅菌処理済なので即使用可能
●神経細胞などの初代培養における接着・伸展に寄与(ポリ-d-リジンコート)
●内皮細胞・肝細胞・筋細胞などの初代培養における接着・伸展に寄与(コラーゲンコート)