トロンビンアンチトロンビンIII複合体キット　パスファースト TAT

TATは、トロンビンの生成を示唆しており、凝固亢進状態である事を反映する血中マーカーです。生体内の血液凝固亢進は、トロンビンによってフィブリノゲンがフィブリンに変換された後に、FXIII(第XIII因子)の作用で安定化フィブリン(血栓)となり終結します。生体内での過剰なトロンビン生成はDIC発症の大きな原因である為、生体防御反応の一つとしてATIII(アンチトロンビンIII)によるトロンビン阻害反応が始動されます。その結果、生成された産物がTATです。TATは、旧厚生省のDIC診断基準(1988年)に補助的検査項目として掲載されており、DICの診断に有効なマーカーです。『パスファーストTAT』は、TATを短時間で高感度に測定することができるパスファースト専用試薬です。

●パスファーストTATはトロンビンの生成を示唆しており、凝固亢進状態である事を反映する血中マーカーTATの測定試薬です。
●TATは旧厚生省のDIC診断基準(1988年)に補助的検査項目として掲載されており、DICの診断に有効なマーカーです。
●移動式免疫発光測定装置パスファーストに入れてスタートボタンを押すだけで、測定が開始されます。