0.5%硫酸水
販売企業:株式会社スギヤマゲン|製造企業:株式会社アクテック(日本)
製品について
Nocardia属は自然界に存在する病原性の比較的弱い細菌とされていますが、急性あるいは慢性でしばしば播種性の化膿性または肉芽腫性感染症を発症します。わが国では、N.farcinica, N.asteroides, N.brasiliensis, N.novaの4菌種の分離が多いとされていて、弱抗酸性の特徴を持ちます。膿や痰のグラム染色でフィラメント/ビーズ状の陽性菌が見えた場合、放線菌の可能性があります。放線菌は好気性と嫌気性に分かれ、好気の代表がNocardia属で嫌気の代表がActinomyces属です。抗菌薬選択が変わってきますので2つの鑑別は重要となります。Nocardia属は抗酸性の染色性を示しますが、Actinomyces属は示しません。Nocardia属の場合には0.5~1%硫酸水を用いたキニヨン(Kinyoun)染色法を用います。
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